日本史好きでなくても面白い・邪馬台国はどこですか?

シリーズ短編連作で他にも何冊が発行されていますが、これが一番群を抜いて面白いとおすすめしたいのが、『邪馬台国はどこですか?』 歴史ミステリーというと、基本その時代に興味があったり登場人物が地元の人で所縁があったりとでもないと、一部何が何だかわからないという個所があったりもするのですが、こちらに関しては教科書で習った日本史レベルの知識で大丈夫だというのがありがたく、また興味を持ちやすい理由になっているように思います。 邪馬台国はどこなのだろうかという論争は、いまだに解決ができていませんが、こちらの短い話でな... Read More

本を売る以外にも副収入を

『金持ち父さん貧乏父さん』はかなり前に話題になった本。 読む前から大きな内容がわかっていたのが、当時に読まなかった理由です。なんとなく手に取って読んでみたんですが、内容は投資を進めて金銭感覚に対する教育を進める内容でした。 主張したい事自体は同意できるのですが、自分が想定していなかったのが、この作品の話の面白さです。作者が子供のころに「贋金」を作ろうとした所は素直に面白く声を出して笑ってしまいました。ただ、笑った後に色々な示唆を考えさせられるのが、本当に面白い所です。 大きな部分での同意はできるのですが、... Read More

東野圭吾の『手紙』は一味違う

もう何年も前に出版された本ですが、東野圭吾の『手紙』は、その世界に引きずり込まれ考えさせられる一冊でした。 東野圭吾はどちらかというと、サスペンス系が多く、どんどん場面展開していくタッチで飽きさせないという印象が強かったのですが、『手紙』はむしろ時間がゆっくり流れていく感じです。 そして、誰かに狙われているとか殺されるとか真犯人が見つかるという怖さが一切なく、「犯罪」と「その家族」のことを長いスパンで書いていくというスタイルで、本当に考えさせられる内容です。 話は強盗殺人犯とその弟の、犯罪以降の人生を書い... Read More

ポジティブ・チェンジを読んでで勇気が出ました

自己啓発の本も好きで多くの自己啓発の本を読んで来ました。 その中でDaigoさんのポジティブ・チェンジがとても参考になりました。 変わりたいと思う人の多くは、自分が変わるための準備をしようとして、その準備が整わないと行動しないとDaigoっさんは指摘しています。 まさに私も、そうでいつも自分を変えたいと思いながら、変わるためにあれとこれをしなければと思い、準備の段階でずっと止まっています。 しかし、Daigoさんのこの本を読むまでは、自分が準備段階で止まっていることに気付きませんでした。 変わるのに、準備... Read More

ハローサマー、グッドバイ

この小説は青春恋愛SFの大傑作です。 青春恋愛小説としても、SF小説としてもとてもよく出来ていて、甘酸っぱい気持ちになりつつもSFらしい驚きのある一冊です。 物語の根幹は、思春期にさしかかろうとしている少年ドローヴと、同い年の少女ブラウンアイズのラブストーリーなのですが、そこにSF的仕掛けとして、舞台が太陽系外のどこかの惑星、登場人物は全て異星人(ただし、外見も感情も地球人そっくり)という設定が付与されています。 設定については他にも、文明レベルは地球で言う19世紀中~後期程度、蒸気機関は発明されているが... Read More

「そのお鍋押収します!」

この小説は、ジュリア・バックレイさんという海外の人が書いた小説です。 ミステリー小説になります。 しかし、ユーモアあり、ファンタジーあり楽しめる内容の小説になっています。 主人公は、親の経営する不動産会社の仕事をする傍らで料理代行業務も行っています。 事件は、この料理代行業務を行っているときに起こるのですが、本を読み終える最後までドキドキしながら読み進めることができました。 また主人公の愛らしい人柄にとても好感が持てました。 主人公は女性なのですが、彼女を取り巻く周りの人達のキャラクターにも好感が持てまし... Read More

巷説百物語 京極夏彦著

江戸時代末期を舞台に又市とその一味による活躍と作家志望の青年百介との関わりを描いた時代小説です。 又市は主に復讐を旨とする依頼を受け、妖怪の仕業に見せかけて恨みを晴らすという仕事「仕掛け」を各地で行います。 百介がある仕掛けで巻き込まれた事件から話は始まっていきます。   各章が短編として成立している短編集で、文章量が多いといわれる京極夏彦の作品に初めて触れる方も読みやすいと思います。 時代小説ということもあり、時代がかった古い言い回しが所々にあり初めは読みづらいですが、よく使われる文言は決して... Read More

「そうか、君は課長になったのか。」を読んで勉強になったこと

平社員として働いている時期、上司の気持ちを少しでも知ることができるかと思って読みました。 課長より上のポストの立場から、課長になりたての後輩へ送る言葉の数々が語られています。 当時はビジネス本として仕事の役に立てようと思って読み始めましたが、それよりも普通に面白い読み物として楽しむことができました。 課長というポジションに対して大変やりがいがある仕事だと暖かく包み込むように安心させる言葉が並んでいます。 会社のポジションの中で一番やりがいがあるという言葉は、大企業の役員まで経験された著者ならではの重みもあ... Read More