エンドレスエイトの驚愕

今回私が読んだエンドレスエイトの驚愕は、あの涼宮ハルヒの憂鬱のエンドレスエイトです。
なぜ、小説では一回のループの場面しか語られなかったのにアニメは約8回を8週間にわたり放送したのか。
その意図は何だったのか?そもそも、それを考えることに何の意味があるのか?今まで、こんなにも真剣に考えて、小説やアニメを見てこなかった私ですが、この本はそれを改めさせてくれました。
私は、エンドレスエイトは消失の映画のために、長門の心理を反映させるためにやったことなのかもなという程度の認識でしたが、この本に、それすら否定され、さらに納得させられました。
ただの哲学書には興味ありませんという宣伝どおりのものになっており、物理学で宇宙に興味がある人も一度読んでみると面白いと思います。ドレイク方程式やベイズ統計を使っての説明にはとてもしびれました。
このような新しい価値観を与えてくれる。これが、本を読む醍醐味なのだと実感させられる本です。
最初は著者が東大の教授が書いているということで面白半分で手を出したことを読み終えた今、作者に土下座して謝りたいぐらいです。本当に見方ひとつで、今までただの娯楽だと思っていたものも学問になってしまう。その一部始終を目の前で見せられました。
もし、今、あなたが好きなものがあるのなら、この本を一度読むべきだと思います。
なぜなら、それは、研究者への第一歩を歩み始めているかもしれないからです。どんなものでも、研究材料にすることができる。それをこの本から自分は学ぶことができました。

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