『金持ち父さん貧乏父さん』はかなり前に話題になった本。
読む前から大きな内容がわかっていたのが、当時に読まなかった理由です。なんとなく手に取って読んでみたんですが、内容は投資を進めて金銭感覚に対する教育を進める内容でした。
主張したい事自体は同意できるのですが、自分が想定していなかったのが、この作品の話の面白さです。作者が子供のころに「贋金」を作ろうとした所は素直に面白く声を出して笑ってしまいました。ただ、笑った後に色々な示唆を考えさせられるのが、本当に面白い所です。
大きな部分での同意はできるのですが、この作品がアメリカを舞台にしている所は注釈がいると思います。不動産に関する税制度や、会社員の給料の上げにくさなどから、この本の話をそのまま日本にあてはまるのが無理な点はいくつもあります。
また無理に投資家や経営者になろうとしなくても、一生労働者(ラットレース周回者)でもそれなりに幸せに生きれるという人生観が、もう一方にあるというのは提示する必要があります。
それらマイナス面を差し引いても、「貯蓄から投資へ」という大きな流れの中でこの本を読めば、投資教育金銭リテラシーを身につける事の大切さがわかってきます。
子供のいる家庭や、青年期の方に進めたい本です。
私が得る副収入といえば、時々読み終わった本を売って振り込まれる買取代金くらいでしょうか。
http://本を売るならどこがいい.jpn.org/
これからは少しずつでも投資を始めていきたいものです。