日本史好きでなくても面白い・邪馬台国はどこですか?

シリーズ短編連作で他にも何冊が発行されていますが、これが一番群を抜いて面白いとおすすめしたいのが、『邪馬台国はどこですか?』

歴史ミステリーというと、基本その時代に興味があったり登場人物が地元の人で所縁があったりとでもないと、一部何が何だかわからないという個所があったりもするのですが、こちらに関しては教科書で習った日本史レベルの知識で大丈夫だというのがありがたく、また興味を持ちやすい理由になっているように思います。

邪馬台国はどこなのだろうかという論争は、いまだに解決ができていませんが、こちらの短い話でなるほどと思われる理由が色々。

しかしながら、一番この本の中で感心したのはお釈迦様は本当に悟りにいたったのか、またなぜ恵まれた環境でいきなり出家をしたのかというのを、謎にした題材でした。

お釈迦様フリークスの方には、無礼な!と思われる内容かもしれませんが、息子が生まれてラーフラ=邪魔者・障害なんて名前につけた理由は、この本ですっきり納得できました。

詳しい歴史や事情を知らない方に、気安く読める反面、ガチガチにその時代を学んだ人にも、そういった見方があるのかと思わず感心できる、気軽な歴史ミステリです。

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