『口のきき方』は就活の際に読むのが適当!日本語として正しくてもダメな物言いがあった

梶尾しげる氏の『口のきき方』は、就活をする際に読むのが適当な実用書です。丁寧に言葉を選んでいるようでも、第三者が耳にした時、不愉快になる表現を取り上げ、不愉快になる理由が説明されています。

相手との摩擦を避けようとするあまり、正しくない表現になっているケースだけでなく、日本語としては正しくても、連発することでいやらしさが滲んでしまう表現として、梶尾氏は、「思います」「〜になります」をあげています。「です」で短く言い切ることへの恐怖心が、これらの文末表現の多用を生んでいると、梶尾氏は指摘します。日本語として正しいことが万能ではないというのが、非常に新鮮でした。

本書の最後には質問の良し悪しや、人を褒める時の注意点も記されています。元気な職場ほど同僚はライバルなので、安易に一人を褒めると逆効果になるという指摘が、一番参考になりました。口のきき方は、つまりは対象への認識がどの程度なのかが出るという、至って当たり前のことを痛感させられる指摘でした。

対象への認識が直接的に反映されるのが質問です。梶尾氏は好奇心が根底にない質問はつまらないもので、質問された人間を疲れさせると述べています。就活では企業研究をどれくらい掘り下げてできたかが質問に反映されると改めて思いました。

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